子どもの家出が増えているらしい…
2022年 02月 08日
年間1万人以上10代の行方不明者がいる、という事実。衝撃です。
小学生の子どもの場合は、いなくなった時警察もすぐに動いてくれるようですが、中学生以上の子どもの場合なかなか難しいようです。
昔は子どもがいなくなった時に、親は居場所の見当がなんとなくついたものですが、今では全く心当たりがない…という親がほとんど。
それぞれがスマホを持つ時代、一緒に住む親でも子どものプライベートは見えなくなっています。
困り果てて、子どもを探してほしいと探偵社に依頼する親が増えているそうです。
そして、「家出」というと大人は「非行」と捉えがちですが、そうではなくて子どもたちは「家に居場所がないから出て行くしかない」かたちで行方不明になっているようなのです。それは非行とは言えないと思います。
学校などに居場所があればまだいい。しかし家の中でも外でも居場所がない子どもはどうすれば良いのか。
誰か助けてくれる人を求めて家出していく、というのです。そして事故や犯罪に巻きこまれることも…
コロナ禍で大人も大きなストレスを抱えています。
心身ともに疲れ果てて、子どもに十分向き合う時間はない。子どもは「親だって大変」とわかっているから、自分のつらさを我慢しています。
何かにすがりたくなった時、スマホやゲームは手軽。のめり込んでやり続けるのは仕方のないことでしょう。
そこで親は「何やってるの!」「早く寝なさい!」と怒る。
子どもは「うるさい!」と何も話さなくなる。
こんな悪循環が起こります。
SNSに「家出したい。誰か泊めて。」
と書き込めば、あっという間に「いいよ、おいで」「話きくよ」とリプライが来る。電子マネーも送られてきたりする。親よりも優しく話を聴いてくれるようにしか見えません。
それは出ていきたくなりますね。とても子どもを責められません。
大人は子どものつらさにも目を向けなければ。
狭い家の中で互いのストレスがパンパンになりそうな時は?
大爆発が起こる前に、大人がガス抜きをしたいものです。長く生きているぶん、大人の方が子どもよりちょっと頑張らないとね。
誰かに愚痴をこぼすだけで違います。解決策を求めなくてもいい。
今の苦しい気持ちを話せる人を見つけることです。できれば日頃から軽く話せたらいい。
そして自分も、誰かの話を気軽に聴けたらいいですね。アドバイスしなくたって、聴くだけで。いやその方が話す方は助かることも多いです。
子どもの家出の現状を聞き、ゲストのバービーさんが、「大人の出した膿を子どもが吸ってしまってる…」と言われました。そうですよね。
しっかり考えたいと思いました。
しょこトラ