ありがとうはらぺこあおむし
2021年 06月 03日
初めて『はらぺこあおむし』を手に取った時の驚き。
鮮やかな色、色、色。
次々に出てくるおいしそうな果物には穴があいていて、大人だって指を突っ込みたくなる。
我が家の3人の子どもたちと何度読んだかわからない『はらぺこあおむし』。こんなにぼろぼろです。
月曜日から金曜日まで同じ果物が1個ずつ増えていったのが、土曜日はなんと、チョコレートケーキとピクルスとペロペロキャンデーと…
ええーこんなにー
と思ったらあおむしはその晩お腹が痛くて泣きました。どうなっちゃうんだー
日曜日はみどりのはっぱを食べました。お腹もすっかりよくなって、ああよかった。
ちっちゃなあおむしはこんなに大きくなって、さなぎになりました。
ここで、私の娘はいつも嬉しそうに「パン!」と言ってましたねー
うん、確かにパンに見える…
パンがちょうちょになるんだから意味不明だよなあ。でもいいんだよ、楽しいからね。
最近、娘の娘(つまり私のマゴですね)が、『はらぺこあおむし』と一緒に気に入っているのが『ごちゃまぜカメレオン』。
カメレオンが、いろんな動物になりたいなーと、どんどんパーツが増えていってわけがわからない形になってしまいます。
次々に色が増えていくのが楽しいのか、目を輝かせて見ています。
小さな小さな子どもの心をとらえて離さないエリック・カールの世界。
戦争で、色のない時代にいたから、自由に美しい色を使えることは平和だということ…そう話して、常にたくさんの美しい色を駆使して子どもたちに届けてくれた巨人は、先日星になりました。
エリック・カールさま、お世話になりました。あなたの美しい世界を、これから生まれる子どもたちにも伝えていきますね。
しょこトラ 水元晶子