先日のブログにアップしたトラ子部屋、ちょっと恥ずかしいのですが、みなさまから好評をいただいております。家具、小物のトーンがまとまっていて、年齢にそぐわない落ち着きがあり、暮らしやすそう…、そんなご感想です。ありがとうございます。
私もわが子ながら、そのこだわりのゆるぎなさには感服。そこ、とりあえずどうでもよくない?と思うようなところにも手を抜かず、より良い居場所になるようアンテナを張り巡らせるトラ子の姿勢には教えられること大でした。
帰福後、そんなことをトラ子に伝えたところ、返ってきたのはこんな返事。
「だから生きにくかったんだけどね、昔は。」
部屋作りに力を発揮した「こだわり」という発達特性は、「障害」認定されがちとトラ子は言います。多くの人が、まあ、これでいいんじゃない?と納得するラインでそうできない人間が、たとえば、学校という場で浮いてしまうのは想像に難くないし、実際に自分はそうだった、いつも何かを中断されているようで、いや、のろま扱いされているようで、居心地が悪かった、そんな風に感じていたと言うのです。
そう言えば私も、トラ子の作業、動作の遅さに苛ついていた記憶があります。ごめんよ、トラ子。
でも状況が変われば、トラ子のそんな特性はとんでもない強みになる。今回の部屋作りについて、トラ子は「緑粘着」(笑笑)と自己分析していたけど、なるほどなあと納得です。明度、彩度のトーンのバランスを取って、アンティーク家具の魅力を活かす緑にこだわったトラ子。ないものは作るというその行為はたしかに「粘着」といわれても仕方ないかもしれません。笑笑。
でも、それで何か都合の悪い事があったでしょうか?誰かに迷惑をかけたでしょうか?
集団の中に置かれたら、たしかに折り合いは悪いかもしれない「こだわり屋さん」。でも、その特性があるからこそ、開花する才能がある。砂漠の植物を北国で育てるのが難しいように、その特性、個性に適応した環境が用意されないと人間は苦しくなる。
人とは違う自分を認めることは、たとえば、思春期の子どもたちにはとても苦しいことかもしれないけれど、その時は周囲の誰かが力になってあげられるといいな。
あなたのこだわりはすごく素敵。
時間がかかってもやってみたらいいよ。
満足できるところまでできたら教えてね。
今、あなた自身が嫌いだと思っているあなたの特性こそが、実はあなたの魅力なのだ、トラ子の「緑粘着」(笑笑)に教えられました。
さなトラ 藤野早苗
〈今日はアガパンサスカフェ☕️
🌸4月アガパンサスカフェ日程🌸
☘️日時4月9日(金)18:00〜20:30(時間内出入り自由)
場所 福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)401会議室
🍀日時 4月15日(木)14:00〜16:30(時間内出入り自由)
場所 福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)602研修室
🍀日時 4月28日(水)14:00〜16:30(時間内出入り自由)
場所 福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)401会議室
⭐️参加費無料
🍀個別に相談されたい方は「咲くふぁ相談室」へどうぞ。
☆料金:60分3000円
☆場所:ふくふくプラザ等応相談
☆ご連絡いただいてから都合の良い日時、場所を決めます。
メールでお申し込みください。
sacfa2018☆gmail.com(☆を@に変えてください)
お申込みの際、ご希望の日時をお知らせください。
担当者
水元晶子(咲くふぁ福岡 しょこトラ)
・認定心理士