気持ちを聴くということ
2020年 06月 30日
https://sacfafk.exblog.jp/28145490/
この作文は、多くの大人に読んでほしい、と思って紹介したわけですが、読んでいただいた方々が次々にシェアしてくださいました。
子どもたちは、突然の休校、学校再開について、考えている。
変わってしまったことについて、たくさんの気持ちがある。
でも自分たちの気持ちは置き去りのまま、「遅れた勉強を取り戻すための学校」になっていることを鋭く指摘してくれている作文です。
「僕たちはロボットではありません」
「大人に、僕たち子どもの気持ちを聞いてほしい」
この素直な心の叫びが、たくさんの大人たちの心に刺さって、そして自分の友人たちにも読んでもらいたい、とシェアしてくださっているのです。
大人は、子どものことを、
生まれたばかりの、守られるべき弱い存在、教え導かれるべき存在から、少しずつ変化していることを忘れがちです。
小学生でも、よく見ているし、考えている。なかなか言葉として表すことはできなくても、心に刻んでいっています。
黙っているのは、何も考えてないわけじゃない。
考えているから、黙っていることもある。
だから大人たちは、子どもの気持ちを丁寧に聴こうとする姿勢が必要なのだと思います。
気持ちを聴くというのは、「正しい方に説得するため」ではなくて、「子どもの思っていることを理解するため」にすること。
そこを履き違えないようにしなければ。
大人同士でも、お互いの考えを理解し合わなければ話し合いは進みません。
大人と子どもでも同じこと。
大人が、子どもと向き合って、一緒に考えて行こうね、という態度でいたら、いろいろなことが変わると思います。
この作文を書いたお子さんに、
「あなたの叫びは、たくさんの大人が『そうだよね』と思ってくれているよ。だから、あなたも大人をあきらめないでほしい」と伝えたいです。
しょこトラ 水元晶子