9月のはじまる日。
ケルト・アイルランドフェスティバルin福岡〜ようこそ エメラルドの島へ〜@アクロス福岡円形ホール に参りました。
これは日本ケルト協会発足25周年を記念して開かれたフェスティバルで、アイリッシュハープあり、ケルト民話の語りあり、アイリッシュミュージックバンドの演奏あり、の充実の二時間でした。
美しいハープの音色を聴きながら、語りにしみじみしながら、そして、アイリッシュバンドのジグやリールに心踊らせながら、ふと、思ったのです。今、こうしてここにいる不思議を。
このフェスタを知ったのは、FB。友人の岩瀬ひさみさんの投稿でした。
四年前、進路に悩むトラ子に、知人から紹介されたある大学の数学科の教授。その教授の奥様がひさみさん。お話するうちにケルト研究家でいらっしゃることがわかり、私的には大喜び。以来、色々相談に乗っていただいています。
そしてこの春、「コミュニティスポット長尾わくわく」で偶然出会った宮園智子さん。古楽器奏者で語り部という、これまた心惹かれるお仕事をされている方。
パンフレットより。
お二方とも、私にとっては魂の滋養というべき存在なのですが、驚いたのは、このお二人が語り部で、ご友人だという事実。世の中、狭いなあとしみじみ思ったことでした。
そんなお二人のご縁から、今、この円形ホールで、トラ子と一緒にアイリッシュミュージックを聴いています。まるで祝祭のような、閉じ目のない円環を描きつつ上昇してゆくようなリールのリズムに揺れながら、今、二人、ここにあることを心底ありがたく感じています。
不登校という、通常とはちょっと違う道を歩いて来たからこそ見える風景があります。ひさみさん、宮園さんに出会えたのも、トラ子が少しだけ遠回りしてくれたおかげ。そして今日、ケルト文化の奥深さに触れ、人生がより味わい深くなったのも、不登校のおかげかなと思うのです。
さなトラ 藤野早苗
アイルランドのラズベリーショートブレッドとチョコレートトリュフ🍫。