覚悟を決めたのは…
2019年 04月 23日
向学心に溢れ、常に学びの姿勢のくにトラと出会って、同い年なのにこんな人もいるのか、すごいなぁ私にはとてもできないなあ、と思っていました。
去年の2月、友人K(大学バスケ部同期)に会った時、くにトラの話をして、私には真似できんわ〜と言ったところ、「自分にはできんと言ってたら絶対できん。そんな覚悟もできん人が中途半端に誰かを支援するとか言ってるんじゃないよ!」と怒り倒されました。
K自身は、若い時からずっと努力を重ねて、仕事も、ボランティアも、仕事に関わる研究も続けている人。
そんな彼女に怒られて、私は思い切り反省したのでした。
私は不登校の子どもと親に寄り添いたいと思っているけれど、ただ自分も体験したことだから、では彼女が言うように中途半端だ。
私が何か言ったことで、相手の人生を変えるようなことになったとして、その責任をとれるのか?
何の資格も知識もない私が、誰かに助言するような真似はできないだろう。
自分の考えの浅はかさに愕然としたのでした。
そして、心理学をきちんと学ぼうと覚悟を決めました。
通信制で、金銭的負担があまりなくて、内容は充実している放送大学で学ぶことを決意。
通信制というのは、自分のペースでできるという利点がある反面、やる気を出さないと何もせずに日々が過ぎる厳しさがあります。
そして放送大学の単位認定試験は、マークシートですが、勉強していなければ絶対通らない問題が出ます。
こんなに真剣に勉強するのは何十年ぶりか…頭がカチコチでヨレヨレ…新しく頭に入れることの大変さが身にしみます…もうそれは仕方ないよねこの歳だもんね…
2年目になってやっとペースがつかめてきました。
学ぶことは楽しいこと、それを実感できていることが大変さよりも喜びです。
ところで、先日Kに久々に会って、「貴女に怒られたから今の大学生の私があるよ、ありがとう」と言うと、キョトンとされました。
「怒ったっけね〜ああなんか腹立ったんやろね〜なんでかな〜」と、本人はよく覚えていませんでした。
その時は虫の居所が悪かったのかもしれません…
まあ、くにトラに刺激され、Kから背中をど突かれて大学生になったのは事実。そして今年からはさなトラも参戦。彼女の博識にも大いに刺激を受けておるのです。
つくづく友人に恵まれていることに感謝して、これからも励む所存です。(と、宣言して自分を鼓舞しているのです😅)
私の1回目の大学生時代を知る人々からは、「えっ、勉強?誰が?」と言われておりますが、人は変われるんです。
今やっていなくたって、先々やらないとは限らない。
いつも言ってるけど、先のことはわからないよね、ほんと。
しょこトラ 水元晶子
放送大学福岡学習センターは、九州大学筑紫キャンパスの中にあります。