一昨日のグリーンコープ助成報告会、日程が予想外に早く終わってしまったので、参加15団体、まだ報告し足りないことがあればどうぞ…という時間が設けられた。
何となくこれは伝えておいた方がいいのでは?と思ったのは、学校に行きたくない、行けない状態の子どもを無理に登校させても、そこで学んで来ることは何一つないし、自分を理解してくれない親に対して絶望し、信頼関係を失うだけだということ。このことを、ちょっと挙手して発言しておこうかな…。
司会者に指名していただき、上記の内容を淡々と伝えるつもりだったのに、なぜか途中で涙腺崩壊。前もそうだった。不登校になった頃の娘のことを話すと、全く予期しないタイミングで涙がわっと溢れてくるのだ。すごく恥ずかしい。
なぜなんだろう。自分ではかなり整理がついているつもりだったが、自分でも意識していない深い部分がまだ癒えていないのかもしれない。
その時の気持ちを改めて考えてみる。悲しいのは間違いないが、それだけではない。娘を傷つけてしまった申し訳なさももちろんある。そんな自分に対する怒りもある。そして、これはちょっと図々しいかもしれないが、そういう混沌とした、先の見えない状況を何とかやり過ごしてきた自分を褒めてやりたいような、そんな思いも無きにしもあらずなのだ。
私の裡にこんな混沌があることを今はありがたいと思っている。この混沌が私の人生を味わい深いものにしてくれていると思うから。
さなトラ 藤野早苗
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