親離れされるということ
2018年 07月 14日
不登校になった彼からは私の態度はこのように見えていたそうだ。
そうだったのだろうな、彼が中学生の時は。
頭ごなしにガミガミ言う親。
「素直に言うことを聞かない。普通の人は、はい、わかりましたと素直に従う。が、私はそうならない。都合の悪いことに、だ。
だから、ガミガミ言われ続ける。言われたって治らない。言う方も疲れるだけ。言ったって、届かない、伝わらない。
そして、いろいろいやになる。
やる気なくなる。学校に行かなくなる。普通とされていることに合わせることに疲れて、生きることに対して虚無的になる。
10年後ぐらいに分かってもらえたりするのかもしれない。」
そうだね。
10年後、それは今だ。
今、私は彼を理解しているのかと問われれば、あの頃よりもかなり理解していると思う。
でもそれは私の勝手な思い込みなのだろう。
私と彼は似ているところがたくさんある。
おそらく私がこれまでに困ったこと、嫌な思いをしたことを、彼も経験して行くのだろうと思うと、つい口を出したくなる。
私は彼から頼ってもらえているのかなと思って、余計なことを言って、ああしまったと思うのだ。
ガミガミは言わないけれど。
彼にとっては同じことなのだろうな。
一般論を話しても何の意味もない。
そもそも私自身がまともに歩いて来ていない。
彼の前で、大人ぶるのはやめよう。
私が中途半端な親だったことは、見透かされている。
さっさと子どもは親を捨てている。
しょこトラ Sho Miz