咲くふぁ福岡企画講演会「不登校から見えてくる教育の未来〜多様性を考える〜」に興味をお持ちいただき、ありがとうございます。みなさまのおかげを持ちまして、告知後一日経過した時点で、フェイスブックページでは信じられないリーチ数を記録しております。ありがとうございます。
それにしても、なぜ、私たち主婦3人が立ち上げた咲くふぁ福岡が、前川喜平氏の講演会を開催しようと思ったのかと疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。今日は、そのことについて少々。
子どもの数は減少しているにもかかわらず、不登校の児童、生徒は増加しています。私たち3人も不登校当事者の家族です。不登校の子どもの様子を間近に見ているうちに、現在の不登校問題へのアプローチはちょっと違うのではないか、と思うにいたりました。学校に行けない子どもが再登校することが、不登校問題の解決だとする指導には賛同できなかったのです。
昨年、二学期開始を間近に控えた8月27日、前文科省事務次官前川喜平氏が、「死にたくなるくらいなら、学校に行く必要はない」と、子どもたちに向けて発信された言葉が胸に刺さりました。さらに氏は、不登校はゆっくり休んで、自分の将来について考えたり、学校ではできない学びを深めたりする好機であるとし、不登校の持つ、ポジティブな側面について発言されたのでした。
前川氏のこの発言はまさに、私たちが考えていたことそのもの。社会構造は大きく変わっているのに、教育システムは旧態依然。その矛盾を解消しない限り、不登校問題の解決はないのです。残念ながら、私たちの声は小さい。なかなか伝わらない。でも、前川さんなら?私たちが考えていることを、そのまま前川さんにお話していただくことができたら…。前川さんの講演会を開催できたらいいね。そんなことを話していた去年の9月。
あけて1月。神戸で前川氏の講演会があると聞いたくにトラ、持ち前のパワーで会場に駆けつけました。心からの願いは天に通じるのでしょうか、偶然に次ぐ偶然と、人の善意とで、今回の講演会を企画、開催する道筋が見えてきたのでした。
その後の怒涛の日々。さまざまな方々に助けていただきながら、ようやく告知まで漕ぎつけました。
講演会当日、12月8日まであと半年。実りある会にするため、さらに精進いたします。どうぞ、みなさまのご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
みなさまのご来場、お待ち申し上げます。
さなトラ 藤野早苗
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