負のスパイラルを断ち切る
2018年 05月 29日
昨日のくにトラの記事の、あるお母さんの言葉に考えさせられた。
「楽しいことは考えてはいけないと思います。苦労して学校へ行くから、
意味があるのです。楽しくないところへ行くのが、大事なのです。」
くにトラは、このお母さんはかつての自分だって言っていたけれど、いや、多分、大人と言われるほとんどの日本人がそう考えていると思う。私もそうだった。
我慢して我慢して、ストイックに自分を追い込んで、そのギリギリまで鍛えた精神力こそが大切だと信じて疑わなかった。だって、周りの大人にそう教えられたから。
楽しいって悪いことだと思っていた。
楽しいことばかり考えていると人間、ダメになると思っていた。
だから、18キロもある荷物を、使いもしない荷物を、毎日何十分もかけて学校へ持っていった。
それで、どうなった?
疲れて、集中力切れて、何のために学校来てるのかわからなくなって、多分みんなそうだから、集団的不機嫌が蔓延して、イジメが横行して…。
そうなるよね。人間、自分が幸せじゃないと、人に優しくできないよ。
だいたい勉強を苦行だと思ってやるより、遊びだと思ってやった方がずっと成果が出ることは実証済み。なのに、なぜ今でも学校は無駄に鍛錬主義を貫こうとするのか。
うーん、それはきっと、
自分もそうやって生きてきたから。