似たもの同士〜⑥兄と姉〜

前回書いたように、私のような中途半端な親に育てられたのに、子どもたちはよく道を外れずにいてくれたものだと思います。

仲のいいきょうだいでした。(3人とも成人した今も本当に仲良しです。)
2歳違いの長男と長女は、幼い頃から仲良し。
2人とも、少し年の離れた弟をとても可愛がってきました。

運動系は兄、芸術系は姉が末っ子の面倒を見てくれました。
高校生の兄が、小学生の弟の素振りの指導をする姿を、父子と間違えられたこともあります。

末っ子が中3の春学校に行かなくなった時、長男は他県の大学2年、長女は地元の大学1年でした。

弟が不登校になったことを、彼らも驚いたと思います。
しかし、淡々とそれまでと同じように接してくれました。
私よりも、彼らの方が弟のことをずっとよく理解していました。

兄も姉も全く弟を責めることはありませんでした。

昼夜逆転している弟に、大学から帰ってきた姉が「おはよう」と声をかけ、2人で話しながらおやつを食べていました。
兄は、用事があるふりをして帰省してくれ、弟を外に連れ出してキャッチボールしたり、サッカーボールを蹴ったり、一緒に身体を動かしてくれました。
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2人とも、なぜ行かないのか、問い詰めることもなく、 別に励ますわけでもなく。

後になって娘が言いました。
「不登校になってたって、彼は何も変わらない、変わってない。変わったのは親の方。」

本当にそうでした。
末っ子のことが可愛くて、おもしろくて、世界でいちばんの味方だったはずの私が、彼にとって敵になってしまっていました。

私は、ただ学校に行っていない、それだけで先のことに不安を募らせていました。

学校に行っていなくたって、兄や姉とご飯を食べて、話して、笑っている姿に、なんの不足があろうか、と思うようになりました。

彼らには本当に助けられました。
この頃から、私は親として子どもたちに育ててもらってきたなあと思うのです。

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18年前。長男中1、長女小5、次男小1の春。この写真の8年後の話です。

〜続く〜

しょこトラ Sho Miz

読んでいただきありがとうございます。
HPもご覧ください。


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by sacfa2018 | 2018-05-12 00:11 | 回想記 | Comments(0)

不登校問題当事者であった経験からその時のこと、またこれからのことを日々綴っていきたいと思います。


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