似たもの同士〜④日本の中学校に合わない⁉︎〜

中3の5月に、末っ子は学校に行けなくなりました。
しかし初めは、なぜなのかわかりませんでした。

いじめがあったわけでもない、特にトラブルもない、学校での態度に変化はなかった、と先生も、生徒も首を傾げていました。
本人も何も言いません。聞いても答えません。

中2の後半から遅刻が増えていました。
家の中では暴れていました。
それでも私は、困り果てながらも、反抗期だからなのだろうかと思っていたのです。

兄は暴れはしませんでしたが、中2あたりから口での反抗が激しくて、私と大激論を闘わせるのが日常茶飯事でした。
末っ子は口が達者でない分、行動に出ているのかと思っていました。
それも一つはあったかもしれませんが、そんな単純な話ではなかったのでした。

「よくここまで持ちましたね。この子の気質は日本の中学校には合いません。」

全く登校できず、家から出ない末っ子を置いて相談に行った医師の言葉に、私は呆然としました。

小さい頃からのことをたくさん聞かれました。
すっかり忘れていました。

この子は枠にはめられない子だったということを。
中学校入学前に私は、「制服着るんだろうか?大丈夫だろうか?」と危惧していたというのに。

「なんでちゃんとできない?」「情けない!」そんな言葉を投げつけていた私。

情けなかったのは私の方でした。

学校でも、家でも、怒られる。認めてもらえない。
周囲との違和感。
積もり積もったストレスが溢れ出しての不登校でした。

中学生は体が大きくても、まだまだ子ども。発達の途中。
みんな同じようにできるわけがない。
今できないことがこの先できないかどうかなんてわからない。

枠にはめられるのはいやだ。

こんな当然のことを、私はわかってやれなかった。
彼は全身全霊で、声なき声で、不登校という形で
叫んでいたのです。
d0378078_18130741.jpeg

20歳を過ぎて、彼はこの頃のことを話してくれるようになりました。
そこまで来て、ようやく言語化できるようになったのです。

〜続く〜

しょこトラ Sho Miz

読んでいただきありがとうございます。
HPもご覧ください。

http://sacfa.yubunsuzuki.com/







[PR]
by sacfa2018 | 2018-05-10 00:11 | 回想記 | Comments(0)

不登校問題当事者であった経験からその時のこと、またこれからのことを日々綴っていきたいと思います。


by sacfa2018