ゴールデンウィークですね。
新学期が始まって、ちょうど1カ月。お疲れが溜まった頃ではないですか?
まして、お子さんが不登校や行きしぶりだと、疲れも何倍にも感じられますね。
何でうちの子だけが学校に行けないんだろう?
学校に行ってくれさえすればそれでいいのに。
不登校、行きしぶり当事者の家族はたいていそう思います。そうして、子どもの昼夜逆転も、SNS依存も、ちょっと反抗的な態度も、その原因を全て、不登校という現実に還元してしまい、より子どもを追いつめてしまいます。
でも、それは多分、順序が逆。
バッテリー切れで動けないから学校に行けない。でもそれを認めてもらえないから、家族と生活時間をずらして昼夜逆転して、SNSの世界で外と繋がろうとする。顔を合わせれば小言を言われるから、常に苛立って反抗的になる。
多分、子どもの中ではこんな循環ができてしまっています。
昼夜逆転してるから学校に行けないのではなく、学校に行けないから昼夜逆転せざるを得ないのです。
そんな時は、学校に行かない子、ではなく、うちにいることを選んだ子、と考えてみたらどうでしょう?心身ともに疲弊しきってまで学校に通うことに絶対的な価値を付与する必要が果たしてあるのでしょうか?
ホームスクールという制度がある諸外国では、そもそも不登校という概念はありません。学校が主で、家庭が従、そんな図式がまず変なのです。子どもを育む一番の場所は家庭。不登校の子どもは直観的にその場を選択したのではないでしょうか。
さなトラ 藤野早苗
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